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The Guitar Wizard 1935-1953/タンパ・レッド

ジャケットの写真を見ると、その風貌は何だか気のいいおじさんのようにも見えるのですが、実にシャレたブルースを聴かせてくれる、タンパ・レッド
一般的には戦前シティ・ブルースという位置づけのようですね。手にしたアルバムは、

The Guitar Wizard 1935-1953

The Guitar Wizard 1935-1953中古の輸入盤を手にしました。
タイトルの通り、アルバムは1935年から1953年の間のレコーディングを収録したものです。

基本的には、本人の歌とギター(それとカズー)にピアノとベース(時にドラム)が加わるスタイルですね。

1935年からの戦前録音の曲なんかは、いかにも戦前シティ・ブルースといった感じで、粋で雰囲気たっぷりと、時に味わい深く、時に楽しげに、聴かせてくれます。

A面4曲目のお馴染み「It Hurts Me Too」(1940年録音)は、なんともいい雰囲気です。

アルバム後半は戦後の録音ですが、録音状態のせいもありますが、やはり演奏自体もモダンになってきますね。
B面4曲目には「Sweet Little Angel」(1946年録音)が収録されてます。

後期の演奏を聴くと、バンド・サウンドへの過渡期のブルースなんでしょうね。
ただ、シカゴ・スタイルとはまた違って、スマートな印象です。

タンパ・レッドといえば、やはり華麗なスライドを始めとする達者なギターが有名ですよね。

伴奏としてのギターももちろん巧みですし、更にピアノとの絡みがまた絶妙で、ピアノにはビッグ・メイシオが数曲で共演しているのですが、タンパ・レッドのギターとの絡みは秀逸ですね。

本人が吹くカズーも、これまたいい味出してます。

アルバム最後の2曲(1953年録音)には、それぞれハープでサニー・ボーイ・ウィリアムソン(録音年から“II”ですかね)とウォルター・ホートンの名前もあります。

このブログでは先日登場した、単音弾きのスライド・ギターの名手「ロバート・ナイトホーク」に影響を与えたということで、名前が出てました。

何やら1928年〜1960年に、350曲以上もの録音を残しているそうですが、残念ながら手にしたアルバムはこの一枚のみです。

タンパ・レッドは1904年生まれで、1981年にシカゴで亡くなっています。

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珍しいですが、今回はこちらも。


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tag : タンパ・レッド Tampa Red The Guitar Wizard 1935-1953

The Immortal Charlie Patton Number1/チャーリー・パットン

これまで登場したオムニバス盤にも収録されていた、というか戦前ブルース、特にデルタ・ブルースを聴いていく上では外すことの出来ない、デルタ・ブルースの巨人、創始者とも呼ばれる、チャーリー・パットンの単独アルバムを手にすることができました。

The Immortal Charlie Patton Number1(1929-1932)
(Origin Jazz Library OJL-1)

The Immortal Charlie Patton  Number1(1929-1932)※普通は「Charley」と表記されるところ、このアルバムは「Charlie」となってますね。

収録曲については省きますが、前回のデルタ・ブルースのオムニバス盤「Delta Blues - Vol.1 (1929-1930)」での3曲中、「Elder Green Blues」「Some These Days I'll Be Gone」の2曲がここでも収録されています(テイクまではわかりませんが)。

アルバム中3曲ではフィドルの相棒ヘンリー・シムズが参加していますが、それ以外は弾き語りですね。

この人は何と言っても、ダミ声ともいえる、図太く、シャウト気味にもなる力強いヴォーカルが説得力があり圧巻ですね。貫禄です。

ジャケットで使われているお馴染みの写真を見ていて、正直、この声はイメージできてなくて、初めて聴いたときは、あまりの迫力に違和感があったくらいです(笑)

そしてそのヴォーカルを見事にサポートする、ギターのテクニッックも素晴らしいですね。
時に叩き付けるように強烈にビートを刻み、時に絶妙に歌に追随する高音部やスライド。
これもたまりませんね。

とはいっても、ディープで重厚な迫力あるブルースばかりではなく、彼がいた、かのドッケリー農場での労働の後、まさに皆が集まって、飲んだり踊ったりしている時に演奏したであろう、プリ・ブルースと呼ばれるような黒人大衆音楽的な曲も聴く事ができます。

その影響力から、全てがここから始まったとも言われるチャーリー・パットン。
ほんとに不滅のチャーリー・パットンですね。
当時のミシシッピのデルタ一帯は、このようなブルースがあちこちで一般的に演奏されていたんでしょうね。

そんな思いも含めて、パチパチとしたノイズの向こうから戦前の濃~いデルタのブルースが流れてくるのには感激してしまいますね。

このアルバムも「Number1」ということで、「2」もあるのでしょうが、残念ながらそれは知らないんです。
ていうか、CDでは「ザ・コンプリート・レコーディングス」とかもあるんですよね…。

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tag : チャーリー・パットン The Immortal Charlie Patton Number1 デルタ・ブルースの創始者

デルタ・ブルースのオムニバス「Delta Blues - Vol.1(1929-1930)」

戦前ブルースといえば、まずはデルタ・ブルースを聴きたいところなんですが、昔はアルバム以外で曲を聴く機会はまずなかったですし、そもそも、戦前ブルースのアルバムを見つけること自体がかなり困難でした。

なので、オムニバス盤は様々なブルースマンを聴くことが出来るのでうれしいんですよね。
もちろん、個々のアルバムを聴きたいのは山々ですが…。

で、このアルバムには何と言ってもチャーリー・パットンサン・ハウスの名前があります。

Delta Blues - Vol.1(1929-1930)
(Document DLP 532)

Delta Blues - Vol.1(1929-1930)パラマウントの1929年~1930年の録音を収録したものですかね。

デルタ・ブルースの創始者と呼ばれるチャーリー・パットンが「Elder Greene Blues」等3曲(1曲のみヴァイオリン入り)(1929年)。
低く太く力強いヴォーカルに、これまた力強くしっかりとリズムを刻むギターが説得力があってやっぱり強烈ですね。
ただ、ディープではあるけど、農場で皆に向けて歌われていたであろう、大衆的な香りもしてきます。

女性ブルース・ヴォーカル&ピアニストのルイーズ・ジョンソンが5曲(1曲はテイク違いが収録)(1930年)
ブギーのリズムも時折聴かれる、骨太ながらも比較的リズミカルなピアノ・ブルースですね。

サン・ハウスは1930年の録音の「Walkin' Blues」1曲のみですが、スライドとウィリー・ブラウンのギターでこれぞデルタ・ブルースといった深みのある歌と演奏を聴かせてくれます。

そして、ジャクスン・ブルースを代表する2人。

トミー・ジョンソンが「Morning Prayer」等3曲収録(1929年)。
太くよく伸びる声とそのギターはゆったりとした素朴な雰囲気が漂います。
1曲はニューオーリンズ・ニハイ・ボーイズとの演奏でクラリネットとピアノが加わってます。

イシュマン・ブレイシーが「Woman Woman Blues」の1曲のみ(1929年)。
トミー・ジョンソンとは違ったダミ声で、時々ファルセットを用いた歌は味があります。
流れている空気感はトミー・ジョンソンと同様、素朴な感じでいいですね。

ジャクスン・ブルースはなんだかおおらかな感じがします。
チャーリー・パットンらのディープで強烈なブルースとはまた違った魅力がありますね。

デルタ・ブルースといっても様々ですが、このようなオムニバス盤は、戦前デルタ・ブルースの世界を広めるのに非常に助かります。

Vol.1というくらいですから、Vol.2とかもあるんでしょうが、それは知らないんです。

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tag : デルタ・ブルース チャーリー・パットン サン・ハウス トミー・ジョンソン イシュマン・ブレイシー

Favorite Country Blues Piano-Guitar Duets(1929-1937)

戦前ブルースを追いかけていると、シティ・ブルースのリロイ・カー&スクラッパー・ブラックウェル等、ピアノとギターのデュエットというのはよく目に耳にしますし、気になるところです。

これもその頃レコード店で目にとまって手にしました。

Favorite Country Blues Piano-Guitar Duets (1929-1937)

Favorite Country Blues Piano-Guitar Duets (1929-1937)Yazooからリリースされている、輸入盤の中古を手にしましたが、アルバム.タイトル名が 「~Blues Guitar-Piano Duets」だったり「~Blues-Guitar Duets」だったりと表記されていて、正確なところが良く分かりません(苦笑)

とにかく、ピアノとギターによる戦前ブルースのオムニバス盤ですね。

アルバム自体は無茶苦茶、雰囲気があっていいのですが、いかんせんミュージシャンのことが良く分からないんですよね。

更にアルバムのミュージシャン名は、基本的にはメインとなる一人の名前しか載ってなくて、デュエットの相方の名前が分からない。
裏ジャケに英語の小さい字で色々書いてあるのですが…。

記録として珍しく曲目を書き留めておきます。

A面の収録曲は
「West Side Blues」(1929)/Willie Harris(ギター)
「Good Gal」(1929)
「Back To The Woods Blues」(1929)/Charlie Spand(ピアノ)
「Sloppy Drunk Blues」(1930)/Leroy Carr…このギターは Scrapper Blackwell で、やっぱり息の合ったピアノとギターがいいですね。
「Tired Of Being Mistreated」(1929)/Roosevelt Sykes(ピアノ) & Clifford Gibson(ギター)…歌もデュエットです。
「Poor Coal Passer」(1936)/Springback James(?)
「The Blues Is All Wrong」(1930)/Leola Manning(女性のシンガー&ピアニスト)

B面は
「Down In Black Bottom」(1931)
「Shook It This Morning Blues」(1931)/Joe Evans(?)
「Poker Woman Blues」(1929)/Blind Blake…やはりテンポの良いギターがカッコいいです。
「Sloppy Drunk Again」(1935)/Walter Davis(ピアノ)
「Monkey Man Blues」(1935)/Cripple Clarence Lofton(ピアノ)
「New Orleans Stop Time」(1936)/Bumble Bee Slim…この人はリロイ・カーのフォロワーとも言われてますが、ピアノもギターも弾くそうです。で、この曲は???
「Don't Sell It, Don't Give It Away」(1937)/Buddy Woods(ナイフ・スライド)…Oscar“Buddy”Woodsとも呼ばれますね。

詳細は分からずも、ピアノとギターのデュエットはやはり2つの楽器の絡みが魅力的ですね。

軽快な印象も受けますし、ヴォーカルを含めて何ともシャレたソフトなシティ・ブルースといった感じです。

※参考「ブルースの歴史」/ポール・オリヴァー著(米口 胡訳)晶文社

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ジャグ・バンドのオムニバス「More Of That Jug Band Sound 1927-1939」

以前登場したオムニバス・アルバムの「THE STORY OF THE BLUES」や「The Country Blues」でも取り上げられていたジャグ・バンド

あまり詳しくは分からないのですが、デルタ・ブルース等の私的でディープな世界と違い、エンターテイメント性が高く大道芸やダンス音楽としてのジャグ・バンドは、戦前のひとつのスタイルとして興味深いですよね。

戦前ブルースを追いかけていた頃、レコード店でオムニバス盤を見つけて飛びつきました。

More Of That Jug Band Sound 1927-1939

More Of That Jug Band Sound 1927-1939「ジャグ」はウイスキーなどを貯蔵するための瓶というか水差しというかで、それに息を吹き込み「ブゥ、ブゥ」という低音をならして楽器として使うもので、20世紀初頭のその奏者を加えたバンド形式をジャグ・バンドと言います。

ただ、必ずしもジャグ奏者がいなくても、音楽的なスタイルでジャグ・バンドと言われるようで、確かにこのアルバムの中にもジャグ無しの曲がありますね。

残念ながら、個々のバンドのことは詳しくは分からないのですが、
「Memphis Jug Band」「Jed Davenport And His Beale St. Jug Band」「Jack Kelly」「Cannon's Jug Stompers」等のバンドの曲が収録されています。

ブルース色の強い曲から賑やかなサウンドまで、歌入りでギター伴奏はもちろん、バンジョー、ハープ、ヴァイオリン、ウォッシュボード、カズー等々、楽器もとにかく様々ですね。

ただ、やっぱり器用に奏でられるジャグの「ブゥ、ブゥ」という低音が入ってくると、独特の楽しいサウンドになります。

Moreというくらいですから、このアルバムは続編で、その前があるのですがそちらは持っていません。
(というか目にしたこともないですが)

ジャグ・バンドはなかなか楽しく、当時の、ブルースとは違った大衆的な賑わいを感じられていいですね。
ただ、これはこれで、ひとつのジャンルとしては奥が深くて、なかなか追いかけきれなかったのが、正直なところです。

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ベッシー・スミスの肖像 1925-1933/ベッシー・スミス

クラシック・ブルースの女帝、ベッシー・スミスです。
ブルースに本格的にのめり込んでしまい、戦前ブルースを熱心に追いかけていた学生の頃に、どうしても聴いてみたくて探していた所で見つける事ができました。

ベッシー・スミスの肖像 1925-1933
A Portrait Of Bessie Smith 1925-1933

ベッシー・スミスの肖像いわゆる、カントリー・ブルース等の今言うブルースとは違い、1920年代からエンターテイメントとして人気のあった、女性歌手によるクラシック・ブルースの第一人者ですね。

その後の女性シンガーにも多大な影響を与えているようです。
ジャニス・ジョプリンも大きく影響を受けていたようですね。

サウンド的はジャズといってもいいですかね。バックのミュージシャンもジャズ畑の面々です。
それでも、あくまで黒人の魂を歌ったシンガーで、そこら辺がブルースなんでしょうね。
アルバムからは何とも哀愁漂う音が聴こえてきます。

A面は1925年録音のもので、たっぷりベッシー・スミスのブルースを堪能できます。
「セントルイス・ブルース」「イエロー・ドッグ・ブルース」「ケアレス・ラヴ・ブルース」等。

数曲で聴かれる、サッチモことルイ・アームストロングのコルネットは抜群に素晴らしいです。
ヴォーカルに見事に呼応している演奏は、その後のブルースのヴォーカルに対するギターやハープのようですね。

B面は1926年以降で、実は後期は世の中の好みが変わってきて人気も落ちてきてしまったそうです。
そのせいか、ブルースにとらわれない流行歌なども取り入れていたようですね。
「アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド」「ノーボディ・ノウズ・ホエン・ユア・ダウン・アンド・アウト」等。

アルバム最後の「ギミー・ア・ピッグフット」にはベニー・グッドマンの名前もあります。
(って、そっち方面は勉強不足でほとんど知らないんですけどね)

声量があり感情豊かなそのヴォーカルは、今聴いても心に響いてきますね。
古き良き時代、なんていうレベルの音楽ではないです。奥が深すぎです。

当時ベッシー・スミスは、あまりにずば抜けた存在だったようですが、更には「ブルースの母」マ・レイニーがいるということもおさえておきたい所ですが、残念ながらマ・レイニーのアルバムは持ってないんですよね。

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tag : ベッシー・スミス クラシック・ブルース Bessie Smith セントルイス・ブルース

Ishman Bracey(1928-30)/イシュマン・ブレイシー

戦前ブルースのレコードについて、続けてつぶやいています。

当時は戦前ブルースマンの予備知識はほとんどなく、当然その音も聴いた事がないのですが、ジャケットに記載されている、その年代を目にするとどうしても手が出てしまうんですよね。
是非、聴いてみたい、これを逃すともうお目にかかる事ができないかもしれないと…。

ということで手を出したのが、かろうじて名前だけ聞いた事のあったイシュマン・ブレイシーの、

Ishman Bracey(1928-30)

Ishman Bracey(1928-30)チョビヒゲの顔がなかなか強烈ですね(すいません)。
中古の輸入盤ですが、裏ジャケットにはポール・オリヴァーの文章が…。ただ、英語が良く分からない…(情けない…)。

イシュマン・ブレイシーはミシシッピでもデルタではなくジャクスンで活動したブルースマンですね。
ジャクスンのブルースではトミー・ジョンソンが有名ですが、彼と交流のあったこのイシュマン・ブレイシーもまたジャクスンのブルース・シーンを代表する存在のようです。

そのブルースはデルタ系程の重々しさはないですね。個人的には牧歌的な感じさえもします。
ちょっと潰れたような、細かいヴィブラートがかかったヴォーカルは、力強くなかなか味わい深いです。

A面では、勉強不足でよく知らないのですがチャーリー・マッコイという人のギターの伴奏がつく曲が特に聴きごたえがあります。
(イシュマン・ブレイシーはギタリストとしては、特に傑出していたわけではないようです)
その他の弾き語りの曲も含めて、力強いヴォーカルが素晴らしく、良いですね。

B面はニューオーリンズ・ニハイ・ボーイズ名義でクラリネットとピアノが加わった曲が多く収録されていて、モダンな感じが面白い作品ですが、ちょっと散漫な印象もしてしまいます。というか、ヴォーカルがあまり表に出てこないので残念。ただ、曲は楽しいですね。

その後、イシュマン・ブレイシーは歌は捨てて、説教師になっちゃったそうです。
1960年代に「再発見」されてもブルースは歌わず、1970年に他界しています。

数回にわたって続けていた戦前ブルースのつぶやきは、一旦ここで終わりにします。
またそのうちに。

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tag : イシュマン・ブレイシー Ishman Bracey(1928-30) ジャクスン・ブルース

Papa Charlie Jackson 1925-1928/パパ・チャーリー・ジャクソン

戦前ブルースのレコードについて、続けてつぶやいています。

他にまだまだ先に聴いた方がよいブルースの名盤があるのは分かっているのですが…。
手にした当時は、自分でもちょっとマニアックだったかな~、と思いました(笑)
でも、せっかく出会ったんですからね、このアルバムと。

それが、前回のビッグ・ビル・ブルーンジーの話でも出ました、彼にギターを教えたというパパ・チャーリー・ジャクソンの、

Papa Charlie Jackson 1925-1928

Papa Charlie Jackson 1925-1928当然、中古の輸入盤で、このアルバム自体は1972年に発売されたもののようです。

1920年代からのベッシー・スミスら女性歌手による、クラシック・ブルース全盛の頃、なかなか男性ブルース・ミュージシャンが注目されることがなかったようなのですが、きっかけになったのが、このパパ・チャーリー・ジャクソンだったそうです。

ブルース以前の伝承的なスタイルも聴かれるその音楽は、プリ・ブルースと呼ばれるようですね。

使っているのはギターではなく、6弦バンジョーなんですが、これが何とも曲調にハマってるんですよね。
当時の大衆音楽というのはこんな感じだったのでしょうかねぇ。

ソングスターといわれる、当時の黒人大衆音楽や伝統音楽を歌い、演奏するスタイルと、ブルースという音楽が形作られていった時期の、ちょうど過渡期に活躍していたミュージシャンということなので、民間伝承的なレパートリーの中にもブルースの香りが漂っている、という感じでしょうか。

ブルース前史を語るのに欠かせないミュージシャンということですね。
それにしても、レコードのパチパチというノイズの向こうは、1920年代に録音された音楽なんですからね。当時に思いを馳せてしまいます。

ただ、改めて聴くと、そんな事抜きでも充分楽しめる音楽、そしてアルバムでした。

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tag : パパ・チャーリー・ジャクソン Papa Charlie Jackson 1925-1928 プリ・ブルース

Big Bill Broonzy 1935-1941/ビッグ・ビル・ブルーンジー

戦前ブルースのレコードについて、続けてつぶやいています。

今回もまた、先に登場済みの「THE STORY OF THE BLUES」(記事はこちら)と「The Country Blues」(記事はこちら)とで一曲ずつ耳にしたブルースマンのアルバムです。

購入時期は忘れましたが、いつものように名前を目にして、何はともあれ、とにもかくにも、手にしました。
ビッグ・ビル・ブルーンジーの、

Big Bill Broonzy 1935-1941

Big Bill Broonzy 1935-1941中古の輸入盤ですが、詳細はさっぱりわかりません。どうやらオーストリア盤のようです。
有名なアルバムは他にもあるようですが、そう都合良く見つける事はできませんからね。

戦前ブルースというくくりでいうなら、後期になりますね。
この人はレコーディングを大量に残しているようですが、このアルバムの時期が全盛期のようです。

ここでも「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」が収録されているのですが、どうしてもこの曲に耳がいってしまうのは、やむを得ないですね。
ただ、このアルバムにはグループ名義の作品が多く収録されていて、ちょっとメインの作品群ではないのかな?

ビッグ・ビルはミシシッピ生まれですが、アーカンソーに移り、後にシカゴに移った頃から本格的にブルースを“勉強”していったようです。そのせいか、彼のブルースにデルタ系の香りはほとんどしませんね。

前回のリロイ・カー&スクラッパー・ブラックウェルに続く、シティ・ブルースなのでしょうが、そのサウンドは既に後のシカゴ・ブルースの原型ともいえるスタイルでしょうか、バンド形式の演奏が聴く事ができます。
その中でのギターがまた良いですよね。

ちなみに彼にギターを教えたのは、パパ・チャーリー・ジャクソンというミュージシャンだそうで、また新しい名前が出てきてしまいましたが、まあ、こうやって、色々とミュージシャンの名前を覚えていくんですよね。

1950年代にはヨーロッパを広範囲にわたってツアーし、白人の観衆たちの前でソロでのフォーク・ブルースを演奏していたそうです(それを求められたという事のようです)が、1958年に亡くなってます。

ブルースの歴史上、偉大なブルースマンですね。

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tag : ビッグ・ビル・ブルーンジー Big Bill Broonzy 1935-1941 戦前ブルース

Naptown Blues 1929-1934/リロイ・カー&スクラッパー・ブラックウェル

戦前ブルースのレコードについて、続けてつぶやいています。

いつものようにレコード店を巡っていて、「この名前は確か!」って感じで、この頃はまずは古いブルースのレコードに優先して手を出していました。
何と言っても、戦前ブルースのレコードは地方ではなかなか手に入りませんでしたから。

今回も先に登場済みの「THE STORY OF THE BLUES」(記事はこちら)で一曲だけ耳にしたブルースマンのアルバムです。
そうそう、「The Country Blues」(記事はこちら)でも一曲収録されていました。

手に入れたアルバムは、リロイ・カー&スクラッパー・ブラックウェルの、

Naptown Blues 1929-1934

Naptown Blues 1929-1934中古の輸入盤で、Yazooからのものです。このレーベルにも随分とお世話になりましたねぇ。

何と言っても、名シンガーでありピアニストであるリロイ・カーです。
「メランコリック」、「甘酸っぱい美しさ」なんて言葉をよく目にします。

相棒の名ギタリスト、スクラッパー・ブラックウェルとのデュエットで都会的で洗練されたスタイル、シティ・ブルースを確立した歴史的にも偉大なブルースマンですよね。

その洗練されたブルースは戦前ブルースと言っても、やはりカントリー・ブルース系とはまったく趣が違いますね。
アルバム・タイトルにもあるように、1929-1934の録音ですが、この時代にこの音楽性ですからね。凄いです。
何だか、ちょっとシャレたブルースです。

ステディなピアノの伴奏の上に、ギターが絡んでくるというこのスタイル、そしてそのブルースは歴史的にもかなり重要で、明らかに後のバンド・サウンドに大きな影響を与えているような演奏ですよね。
また、当時の様々なブルースマン、例えばロバート・ジョンソンなんかにもかなりの影響を与えているそうです。

それと、どうしてもギターに耳がいってしまうんですが、歌やピアノに絡んでくるスクラッパー・ブラックウェルのギターは素晴らしいですね。その後のブルース・ギターの伴奏そのものですよね。
チョーキングなんかも使ってます。

リロイ・カーのアルバムとしては「Blues Before Sunrise」が有名ですが、残念ながら、持っているのはこの1枚のみです。
が、今回改めて聴いて、やっぱりいいですね。もうちょっと聴きたくなりました。

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tag : リロイ・カー スクラッパー・ブラックウェル Naptown Blues シティ・ブルース

Leadbelly/レッドベリー

先日の「THE STORY OF THE BLUES」に収録されていたブルースマンのレコードはいつも気にして探していたのですが、やはり当時は地方ではほとんど見かける事はできなかったですね。

しかし、ある時、その中の一人の名前をレコード店で発見してしまいました。
本当は他の有名なロック・アルバムを買いたいところでしたが、これを逃しては次は無いかもしれないと、「THE STORY OF THE BLUES」で一曲しか聴いた事の無いその人のアルバムに手を出しました。
それがレッドベリーの、

Leadbelly
(Includes Legendary Performances Never Before Released)

Leadbellyうろ覚えでいい加減なことを書いてしまったら申し訳ないのですが、分かる範囲でちょっと調べてつぶやきます。

この人、経歴がもの凄すぎて、ただでさえ昔の話なのに追いかけきれませんからね。
数回投獄されていて(顔もかなり厳つくて、怖いですね)、そこで黒人音楽家として「発見」されているようで、黒人音楽紹介のために国会図書館用にかなりの録音を残しているようですね。

この人の場合、ブルースマンというより、当時の様々な黒人大衆音楽や伝統音楽を歌い、演奏していた「ソングスター」と呼ばれるようで、それをレコードに残し後世に伝えた重要なミュージシャンですね。
フォークソングのスタンダードも数多く残しているようです。
だからこそ、ブルースだけではなく、当時の黒人音楽の様子をより一層うかがう事ができますよね。

ブラインド・レモン・ジェファーソンとも一緒に行動していて、ブルースについては影響も受けているようです。

購入したアルバムは輸入盤で、やっぱり内容詳細は残念ながら良く分からないのですが、どうやら音楽学者のジョン・A・ロマックスとアラン・ロマックスの親子によって1936年に収録されたもののようで、やはりブルースという範囲だけではなく、フォーク・ソングともいえる素朴な曲も聴かせてくれています。

12弦ギターを使用していますが、そのテクニッックは素晴らしいですね。見事な演奏です。
スライドも弾いていて、収録曲の「C.C.Rider」は非常にいい感じです。
武骨に、時に朗々と歌い上げるそのヴォーカルも、また味がありますよね。

この人のレコードを聴いて、ブルースに限らない黒人音楽という世界がちょっとだけ広がったような気がしました。


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tag : レッドベリー Leadbelly ソングスター

The Country Blues

高校生の頃から、じわりじわりとハマっていった戦前ブルースのレコードについて、続けてつぶやいています。

2回続けて名前が出てきたポール・オリヴァーと並んでブルースについての様々な著書を出している、サミュエル・チャーターズ(Samuel B.Charters)。
中でも有名な彼の著書「The Country Blues」(1959年)は残念ながら、読んだ事はないのですが、今回引っ張り出してきたのは、これと同じタイトルのオムニバス盤、

The Country Blues

The Country Blues輸入盤で詳細がほとんど分からないのですが、ジャケットにはサミュエル・チャーターズ編集のアルバムとなっていますので、恐らく前回の「THE STORY OF THE BLUES」と同様のタイアップのアルバムでしょうか。

中の英語の解説にも名前がありますが、英語が苦手で、詳細が…。残念。(どこかに情報があるだろうか)

RBF Recordsから1966年に出されているようです。
とにもかくにも、深い深いブルースの源流、戦前カントリー・ブルースがそこに流れているんですよね。

初めて聴くロニー・ジョンソンの洗練されたブルースには興味がひかれました。
憂歌団もやっていた、メンフィス・ジャグ・バンドの「スティーリン、スティーリン」を聴く事ができます。
ジャグ・バンドは賑やかで楽しいですよね。ギター中心のデルタ系やシティー系の他、そっち方面も気になりました。

ビッグ・ビルの名曲「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」はやはりいいですねぇ。
その他、ブラインド・レモン・ジェファーソン、スリーピー・ジョン・エスティス、ロバート・ジョンソンやブッカ・ホワイト等々、それぞれ一曲ずつの収録ですが、全14曲で聴きごたえがあります。

この頃は、戦前ブルースマン単独のアルバムを見つけることは、地方では至難の業でした。
なので、このようなオムニバス盤を手にできた事は、戦前ブルースを知るのに本当にラッキーだったと思います。

ただ、なかなか続けて手に入らなかったんですよねぇ。
もどかしかったです。

それにしても何ででしょうかね、詩の内容も分からず、歴史的背景もさほど知らず、なのにこれだけ惹かれるのは。

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tag : The Country Blues サミュエル・チャーターズ 戦前カントリー・ブルース

THE STORY OF THE BLUES

前回の内容を受けて、戦前ブルースのレコードについて、何枚か続けてつぶやきたいと思っています。

その前回登場した書籍、ポール・オリヴァーの「ブルースの歴史」(記事はこちら)。
先にこの本を読んでいたのですが、この本に刺激を受けて、より一層ブルースを深く知りたくなっていたところで見つけたのが、今回登場するアルバムです。

見つけたときはかなり興奮しましたね。そのドキドキ感は分かる方には分かってもらえると思うのですが。
何と言ってもその本とタイアップしているアルバムですから。

THE STORY OF THE BLUES

THE STORY OF THE BLUES輸入盤で、発売年度等はちょっと分からないのですが、2枚組で、当然、ほとんど初めて聴く曲ばかりでしたが、戦前ブルースを中心にディープな世界が展開されています。

各面はそれぞれテーマによって分けられています。

A面は「ブルースの起源」
いきなり、ガーナのフラ・フラ族による歌から始まるA面には、大御所チャーリー・パットン、ブラインド・レモン・ジェファーソンらのカントリー・ブルースの名演が収録されています。

THE STORY OF THE BLUES裏B面は「ブルースとエンターテイメント」
テーマの通り、ベッシー・スミスやジャグ・バンド等のバンド演奏を聴く事ができます。

C面は「30年代、都市と田舎のブルース」
当時のシティ・ブルースとデルタ・ブルースですね。
シティ・ブルースではリロイ・カー、デルタ・ブルースではロバート・ジョンソンやブッカ・ホワイトらが収録されてます。

D面は「第二次世界大戦と戦後」
ビッグ・ビル・ブルーンジーらを聴く事ができますが、さすがに戦後となるとそうそうカヴァーできないですよね。とりあえずエルモア・ジェイムスらが収録されています。

パチパチとしたノイズとややこもった音の向こうにブルースの歴史が流れていて、その時代の音に触れる事のできた感動は強かったですね。

ヴォーカルにギターにと、普通の言い方ですが上手いんですよね。その技術の高さにまず聴き入ってしまいます。
これは、本当に深くてとんでもない世界に足を踏み入れた感じです。
しかも、当時は取り憑かれてしまったんですよね、この世界に。

各ブルースマンは一曲ずつの収録ですから、その特長が分かるとまではいきませんが、これをもとに自分なりに気になったブルースマンを改めて追いかけたものです。
といっても、当時はそのようなアナログ・レコードはそう簡単に見つけられるものでもなかったですが…。

ちなみに国内盤はジャケット違いで出されているようですね。

※Amazon.co.jpのアソシエイトプログラムでCDを紹介していますが、もちろん記事中の所有のものとは同じものではないのでご了承願います。
後半の曲がレコードと違い、曲もかなり追加されているようですが、元は同じ物と思うのですが…。


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tag : THE STORY OF BLUES 戦前ブルース ポール・オリヴァー

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アナログおじさん

管理人:アナログおじさん

昔はバンドをやっていたという、よくあるパターンのおじさんです。
長い間東京にいたものの、現在は北海道小樽市在住。
マニアでも専門家でもないので内容の曖昧さはご勘弁を。

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